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桐陰会雑誌 - この記事は連載の一部です
パート 120: この記事

電波研究會
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諸君、特に一年生は、電波研究会というものを、むずかしく見すぎているようだ。表面的には、拡声器などをいじつたりしてむずかしく見えるかも知れないが、内面的には、とてもやさしいことをやっている。又諸君の中には放送係と電研とを一緒にしている人もあるらしい。放送係の目的というのは、みんなに休み時間を楽しく過させ、又それを通じて教育するためだ。これに対して電研の目的はラジオに興味を持っている人が、経験のあるなしに拘ず知識と技術と創意とを持ちよって、科学を楽しむことにある。
われわれが今年やった主な事を言うと、先ず拡声器の改造、こういうと、又むずかしく考える人もいるだろうが、こんな事はハンダづけができ又配線の読み方さえ知つていれば出来てしまう。
次には戦車用受信機を買ったことである。これは軍の放出品で外国放送を聞くのに有効である。
電波研究会員の大部分はアマチュアテレビジョン研究会という会に入っている。こういうものを利用していろいろのところへ見学に行っている。今春は技術研究所へ見学に行った。この時などは、テレビジョンや録音器について遠慮なくやさしいことでも、むずかしいことでも質問する事が出来て、非常に得る所があった。又月に一回位、高校の電研と一緒に電波研究の権威の方々に色々なお話をしていただいているが、これは非常に有益な会合です。こういう事は個人々々がやるとしては、出来にくい事です。
電波科学は現在から未来へかけての科学であって、非常に将来性のある科学です。世界は今や電波と原子の時代になりつつあります。
僕達は明るい希望を持って、毎日楽しい研究をしています。

電子電脳技術研究会
著者
電子電脳技術研究会
筑波大学附属中学校
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