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桐陰会雑誌 - この記事は連載の一部です
パート 126: この記事

電波研究会
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◇活動
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我々電波研究会が本格的に活動を開始したのは昭和三十一年の一月からであった。この学期最初の会合で、昭和三十一年度の方針として、一学期はワイヤレスマイクの製作と動作の研究、二学期にはアンプを作ること、その他の実験用機器の充実整備、会合は火躍日と金躍日に行う事等を決めた。その後この方針にそって、三月にはテスターを、四月にはプレーヤーケースを購入した。これを用いて、今まであったフォノモーターとピックアップを活用し、新しいレコードプレヤーを作ることにしたもので、木工の点などで大分苦心したが、約一週間で完成した。結果は仲々良好であった。五月からは、いよいよ本学期の目標であるワイヤレスマイクの製作に入った。間に中間考査などがあったので、約一カ月かかって完成、出力こそ少さいが、予定通り動作し、成功をみた。このワイャレスマイクとは読んで字のごとし無線電話で、この場合、郵政省の許可を必要としない程度の微弱な電波を取りあつかう送信機を云う。夏休みには富浦、蓼科生活もあったので会合を行わず二学期を迎えた。一学期にはワイヤレスマイクの実験、研究の成功をみたのでいよいよ本格的アンブの製作にとりかかった。そして学芸会までには、部品の取付や基本配線の一部まで完了してしまった。学芸会からあとは、中間考査や三年生は高校進学の準備などがあって、思うように会合が開けず、アンブの仕上げは三学期に持越すことになった。予定通り行けば、本学年度中には終るものと思われる。

◇行事
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電波研究会はこの一年間を通じ、育鳳館で行われた諸行事の照明係を受持った。新入年歓迎会では、場所にふなれな事や、連絡不充分などからいろいろ反省を要した事があったが、これが、機械の使い方など次からのよい参考となった。自由研究発表会では、最初から、この種の発表会に照明を使う事に対して疑問を持っていたが、思った通り反省会では、照明は不必要である等の意見が出た。そこで来年度からは、この自由研究発表会には、照明を使わないょう提案する。次に十月二十八日の学芸会、これは育鳳館で行われた第二回目のものであった。使用した器具はスポットライト二個、高校から借用したフットライト四個であった。スポットライトの明るさを調節するためのレスタットも高校から借りてあったが、電流が多く流れて観客席のそばに置くのは危険であるという先生方の意見もあり、前日高校へ返してしまった。反省会においても照明に対して特に意見は出なかったが、一般に出演団体が照明というものを軽視していた傾向がみられた。総合練習の日まで全く連格のなかった団体も少くなかった。いかにせよ、当日の結果はまず成功に終ったと思う。
十一月の会合で昭和三十二年度の責任者は〇〇(二組)に決った。最後に、部長をしてくださった〇〇、〇〇先生、活動に行事によく御協力下さった、〇〇、〇〇氏、ほか諸先生方に紙上を通じて厚くお礼を申しあげ、来年度の活躍を期待して三十一度の報告とする。

電子電脳技術研究会
著者
電子電脳技術研究会
筑波大学附属中学校
桐陰会雑誌 - この記事は連載の一部です
パート 126: この記事

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