電波研究会#
電研では「電波放送」究会について研究しました。
日本で放送が初ったのは、大正一四年三月社団法人東京放送局(現NHK)が出力二二〇ワットで、放送を開始したのが始まりです。この時の送信機は、無線電信機にかんたんな、変調機をつけたもので、当時来日したイタリアオペラ団に世界一音の良い放送だとほめられたそうです。
<標準放送>中波帯(三〇〇―三〇〇〇〇キロサイクル)を使用する放送で国内的にも、国際的にも五三五―一六〇五キロサイクルの周波数が使用されています。昭和三九年現在NHKの第一・第二放送網を合わせ全国に約四〇〇局があります。変調方式は振幅変調(AM)です。
最近、中波放送の大出力化につれて国際的混信がひどくなってきたため、混信のおそれのない超短波放送(FM)への全面的切りかえが検討されています。
<FM放送>FM(周波数変調)方式で電波を変調する放送。超短波(三〇―三〇〇メガサイクル)を利用する放送の変調方式がこれであるため、一般に超短波(VHF)放送のことをいいます。VHFは直進性があり、ビルなどにぶつかるとはねかえってしまいます。送信アンテナをテレビのように高所におけば、テレビと同じサービスエリアを確保できます。中波、短波のように遠距離まで達しないから混信のおそれがなく、FM方式の長所と相まって雑音の少ない音質のすぐれた放送ができます。また、ひとつの電波でステレオ放送ができる特色があります。
電波の種類
| 電波の種類 | 波長 | 周波数 |
|---|---|---|
| 長波VLF LF | 30000~30000m | 30KC以下 30―300KC |
| 中波 MF | 30000~200m | 3000~300KC |
| 短波 HF | 50―10ɯ | 3~30MC |
| 超短波 VHF | 10~1m | 30~300MC |
| 極超短波UHF SHF | 1m~1cm | 300~3000MC 3000~300000MC |
| ミリ波 EHF | 1cm下以 | 30000~300000MC |
現在日本では、まだ正式な放送でなく、実験方法ですが、近い将来ラジオ放送は、全部FM放送になることも考えられます。
<短波放送>短波(三〇〇〇~三万キロサイクルを利用する放送。高度二〇〇キロの電離層に反射された電波が遠距離まで到達す…
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