電波研究会#
いつの間にか過ぎていた一年だった。
まず、今年やった事について書いてみたい。
一、ワンボード・マイコン製作
これについては僕はあちこちでさんざん言っていたが、学発当日に机の上に無造作に置かれているちっぽけな二枚の基板を見た人も多いかと思う。結局、完成しなかった。物が大きすぎたせいもある。回路図をかなり見慣れた会員でさえも「ぐあ」とうめくワンボード・マイコンの回路図は、五ミリと離れていないLSI間の配線に十一時間を必要とした。
二、アマチュア無線技士の養成
これは燃えた。僕がいなくなると免許を持つ人間がいなくなり、電研の伝統が断たれてしまうからである。だが、夏休みの九日間集中講座の成果はあり、二人の意話級アマチュア無線技士が生まれた。よかったよかった。
三、その他、普段の活動
電研は普段何をやってるのかって?普段の活動と云えるかは知らないが、電研では結構校内の壊れた電気製品を修理したり、要らない機械を分解したりしているのだ。一見遊びに見えるが(実際そうだが)、これはかなり知識と経験と技術を必要とし、それでいて一年生から三年生まで会員そろって行えるという高度な活動なのである。これは例年よりも大分多く行われていた。
では、来年に向けて思う事を書きたい。
初めになんとかして会員の意欲を盛り上げて欲しい。この"意欲"がなければ研究会にならない。「ゲームで遊んでばかりいる」などと言われてしまうのだ。
そして、電波研究会を目指して欲しい。パソコンのソフトのアルゴリズムの研究もいいだろうが、その前にパソコンのハードを理解して欲しい。電気に強い集団になってもらいたいのだ。
また、出来ればこの研究会の無線局「JAIZ」を復活させて欲しいのだ。この無線局は僕が一年生の時にコールサインを使ったきり、閉局の状態にある。きちんとした手続きを踏み、技術科教室の壁に晴れて免許状を掲げる日を楽しみにしている。
この一年間、僕としては精一杯やってきたが、全力をかけられなかった事が残念である。また、僕の代はレベルが高かったが、意欲は足りなかった。次の代は意欲で困難を乗り越えて欲しい。
最後に、何かと支えて下さった〇〇先生、有り難うございました。
(三ノ二 〇〇)