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桐陰会雑誌 - この記事は連載の一部です
パート 160: この記事

電波研究会
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まず初めに「電波研究会とはどのような研究会か」ということについて書きたいと思います。電波研究会という名称の「電波」という所ですが、これは"ハム" (アマチュア無線) を初めはやっていたので付けられたのではないかと思います。この"電波研究会"は一九四七年に結成されて、今に至っています。(現在ある研究会団体のうち"囲碁将棋研究会"などと並んで最も古い研究会に入る) 現在やっていることは、パーソナルコンピューター(通称パソコン)に関することと電子工作で、ハムの方はやっていません。(機械はいいのがあるのだが、免許を持っている人がいない為できない) だから、今は"電波研究会と"いうよりも"電脳研究会" (電脳とは中国語でコンピューターのこと) になってしまっています。
人数は、一年生が六人、二年生も六人、三年生が十五人の総人数二十七人で、研究会としてはとても大きなものです。
さて、今年の電波研究会は「今までやっていたことばかりでなく、新しい試みをどんどんやっていこう!!」と、とても意気ごんでいました。そこでやってみたのが、おととしまではやっていた「電子工作」でした。電子工作とは、トランジスターやIC (集積回路) などを使って、ラジオを作ったり、鳥の鳴き声を発生させたりするものです。今年の三年生からの強い要望があり復活させてみましたが、やはり自分達の力だけでやるというのはとても難しく、市販している"エレキット"というキット (電子工作を始めてまもない初心者用に発売されている) を買って来て、製作することにしました。学芸発表会で発表した物の中には、デジタル表示温度計、電子グランド、ミニ・ピアノなどがあり、他にも発表はされていなかったが、光センサーや金属探知機など多数あります。この"電子工作"をやったことによって、今まで活動にあまり参加してこなかった三年生研究員の出席率がグーンとあがり、研究会活動が活発になったと言っても過言ではないでしょう。“電子工作"は三年生になると、技術で学習するし (技術は男子だけだけれども) 身につけておくと、とても得だと思います。
パーソナルコンピューターは、数年程前から各家庭にも沢山普及してきましたが、電波研究会では、昨年、顧問の先生が数学科の〇〇先生に変わってから、これがメインの活動となりました。現在使っているものは"PC-6601” “PC-9801” “FM7” “PASOPIA16” “MSX2"とがあり、三年生がまだ一年生だった頃に使っていた"PC-6601"だけでなく、“PC-9801"といった上位機種が使えるようになったのは全部〇〇先生のおかげです。内容的には数学的分野 (計算、グラフ、統計、図形…etc) から、音楽、グラフィックス (絵) など多方向に手をのばしています。それに、今年の一、二年生はパソコンを扱える人がほとんどだったし、〇〇先生は、とてつもなく上手なので、そのご指導のおかげでかなりハイレベルな活動だったのではないかと思います。技術的には、ほとんどがBASIC (パソコン専用の命令文で、数ある中で一番簡単な命令。他にC言語などむずかしいものもある) で、先生が出された問題、自分達で工夫して、簡単なゲームのようなものを作っていました。
一年生の研究会活動をみると、やはり一番のメインは学芸発表会です。なぜなら、研究会が活動内容を発表できるのは、今のところ学発だけからです。今年の電波研究会では、三年生が賞を取ろうと頑張って、ここ数年では例を見ることができないほど、内容が良かったのではないかと思っていました。発表内容は、パーソナルコンピューター、電子工作、そして冷蔵庫の分解でした。パソコンにおいては「保健管理プログラム」や「グラフィック表示プログラム」などがあり、いらなくなったパソコンの徹底解剖もやりました。「保健管理プログラム」については、保健の〇〇先生のご協力を得て、かなり良い出来上がりになっていたと思います。「グラフィック表示プログラム」の方では、一、二年生が持っている力を存分に生かして作成した力作でした。「パソコン徹底解剖」は「普段見慣れているパソコンを中から見てみよう」という試みだったのですが、少し物足りなかったのではと思っています。そして今回、過去に絶対例を見ることのないであろう「冷蔵庫の分解」は、副責任者が是非やりたいと言ったために実行されたものです。分解する途中に、多少のミスがあったり、発表のし方が少し悪かったような気がしましたが、試みとしてはとても良かったと思います。
昨年、責任者という大事な役目を引き継いでから、今までの一年を振り返ってみると、長かったように感じたその中には、様々な出来事がぎっしりとつまっていました。一年生の勧誘、指導、学発の準備、当日の運営…、初めは大したことではないと思っていたけれども、実際にやってみるとものすごく大変なものばかりでした。
そのような時、いつも力になって後から僕を支えてくれた、副責・〇〇君、会計・〇〇君、本当にどうもありがとう。コンピューターを貸してくださったり、色々とご指導くださった〇〇先生、ありがとうございました。そして、色々と頼りなく、無責任な責任者だったけれども、最後までついて来てくれた研究会のみんなどうもありがとう。“電波研究会"という名前を決して消すことのないように頑張っていってください。
(三​-三 〇〇)

電子電脳技術研究会
著者
電子電脳技術研究会
筑波大学附属中学校
桐陰会雑誌 - この記事は連載の一部です
パート 160: この記事

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