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桐陰会雑誌 - この記事は連載の一部です
パート 165: この記事

電波研究会
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今年の電波研究会は、去年までとは少し違いました。
去年までは純粋にパソコンだけをやっていたけれど、今年は基礎音楽理論とシンセサイザーとコンピューターを使って作曲やアレンジをしてみたり、ウィンドウズマシンをつかって、マルチメディアを探ってみたりと、パソコンといったらパソコンだけれども、それだけではなく、パソコン+αというかたちが多かったと思います。
まあ、もちろんBASICを使ってのプログラミングとか、去年までやっていたことは継続してやっていたように思います。
まあ、少し今年(‘95)の活動とか、使った機械とかをこれから書いていきたいと思います
ということで、PC982-NX/C7 (CPU:DX4 (一〇〇MHZ)RAM:8MB、内蔵HDD:720MB)を使用して、デジタルビデオや写真加工などをWindows3.1を使用してやってみましたが、こちらはあまり成果はあがりませんでした。
MIDI(コンピューターミュージック)では、Roland SC188というシンセサイザー(654音色+256ユーザー音色・21ドラムセット+1ユーザードラムエリア、同時発音数64、パート数32)、ソフトにカモンミュージック、LコンポーザVer2.5、スピーカーはRolandMA120(実用最大出力、1.5W×2)等を使用して音楽基礎理論を勉強しながら、その成果として「Dempais Theme song」を作曲、アレンジして学発で流してみましたけれど、いかがでしたでしょうか。
あとは去年と同じくDOSIBASICを利用したプログラミングなどをやっていました。
予算が少なかったので、買いたい物がほとんど買えず、少し苦労しましたけれど、とりあえず、できることは一生懸命やったと思っています。
本当のことをいうと、学発ではもっと色々なことをやってみたかったけれど、色々な規則があったり、その他の動画があってコンピューターによる自動演奏とか、模造紙とかの発表が中心になってしまい、少し残念でした。
あと、使えるパソコンがほとんどなく、これもやりたいことができなかった一因になっていました。
僕達のやっていることは、他のこととは少し違って「いくら頑張っても、絶対にできないこと」というものがあります。例えば、今のWindows95対応ソフトは、ヒヨコがタマゴをうめるようになってもPC-6001なんかでは動くようにはなりません。
パソコン業界を語るには年が若すぎますが、これだけはハッキリしています――「新しいものは、常に古いものを切り捨てる」。WindowsがVer3.1から95になったように、MS-DOSがVer5、OAIHからVer6.2になったように、時代が進化するにつれてOS(オペレーティングシステム)も進化して、それにつれてそのOSはパソコン本体に高機能を要求するからそれは当然のことなんです。
だから、古いシステムを使い続けるのなら関係ないけれど、少しパソコンであたらしいことをはじめようとすると、やっぱりある程度のシステムが必要だけれども、電研にはWindows対応マシンの台数がO、自分で持ってくるしか他にないという状況が、やっぱり原因になったのかもしれません。
話は変わりますが、今年の電波研究会の活動の反省点としては、第一に「パソコンが足りなかった」こと。これは、パソコンが非常に高価であるということと、部費があまり集まらなかったことが原因でした。このため、自分たちの思ったように活動ができませんでした。しかし、これはやはり仕方がないことなので、数学科のパソコンを借りるなど、色々と工夫して補いました。
第二に、二年生や一年生に、上級生としてあまり教えることができなかったということがあります。
それでも夏休みにはBasicの基礎知識ややり方などを教えてあげたりしたのですが、今もってちょっと先輩としての自覚が足りなかったかな、と少し心残りです。でも、一・二年ともなかなか真面目で、学発の前日にどうしても間に合いそうもなかったことなどを必死に手伝ってくれました。だから、多分彼らならばこの電波研究会をになっていってくれると思います。
この三年間活動してきて、先輩とかにも色々教わり、おかげでパソコンのことがだいぶ分かってきたように思います。
この三年間で感じた事は、「やはりパソコンは偉大だ」という事です。文書に始まり、グラフィック、ミュージック、ビデオ、ゲームなど、様々なことができます。
これから二十一世紀に向けて、だんだんと情報化社会が広がっていくでしょう。その時に、この三年間で学んだパソコンについての知識が社会に役に立てばいいな、と思います。
(三​-五 〇〇)

電子電脳技術研究会
著者
電子電脳技術研究会
筑波大学附属中学校
桐陰会雑誌 - この記事は連載の一部です
パート 165: この記事

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