電子電脳技術研究会#
電研の今年の活動は、部によるゲーム製作に尽きたと言っても過言ではない。
今年は、いきなり活動場所を追われるという最悪のスタートで始まった。去年まで使っていた技術科教室のパソコンが急遽クラスのパソコンにまわされ、それまで作っていたデータは全て消去された。しかもパソコンをクラスにまわされたのでパソコンの台数も減り、これ以上活動を進められなくなってしまったのだ。
そこで交渉の結果、比較的スペックの高いパソコンが置いてある生徒会室を使わせてもらうことになった。何とか集めた部員からの部費で『RPGツクール2000』を買い、一からのスタートとなった。
同時にそれまでの部活の方針も見なおされ、目的をしっかりと決める事になった。それによって打ち出された目標が「部全体でゲームを一本作る」ということだった。
ゲーム作りは、まずゲームのシナリオを作り、それに基づいて詳細を決定し、それをパソコンに入力して、最後にシナリオを入力するという工程で行われた。
シナリオ作りや詳細設定は比較的滞りなく行われた。が、問題はその後であった。
何せ新しく買ったソフトなので、使い方を熟知しているものが一人もいない。
しかも学発に間に合わせるつもりで製作していたのに、肝心の夏休みの活動までがほとんどおそろかになってしまった。
九月になって、さすがに焦りの色が濃くなってきた。その時点で、全工程の四分の一がやっと終わったというところだったのだ。
運動会とテストという行事を経て、作業は急ピッチで行われた。
連日活動に励み、最終的には自宅による活動も行われた。徹夜による活動も少なくなかった。
もとのシナリオをかなり削減し、改善を加え、何とか無理矢理学発当日までに形にする事が出来た。
修繕の余地も多い完成となったが、評判は悪くなかったようだ。何より、電研の歴史上始めて(?)ゲームが完成したという記録にもなった。
ゲーム作成にあたって、電研部員のほか、有志の人の協力も多かった。その人達の協力無くして、完成はありえなかっただろう。
電研にとって、今年は「協力」を大いに思い知らされた一年となった。後輩には、この信念と共に、初めてのゲーム完成のこともしっかり伝えてほしいと思う。
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